アルピナから歩いて8分ほど。
赤い中橋を少し進んだ先に、昔ながらの佇まいを残す小さなお店があります。
朝になると、お店の奥から“もくもく”と湯気が立ちのぼり、通りを歩く人の足を思わず止めてしまうほど。
この湯気は、毎朝、圧力鍋でわらび粉を蒸し上げている蒸気なんです。
飛騨の冷たい空気の中にふわっと漂う湯気は、ここならではの風景で、地元の人にとっても懐かしい朝の景色です。
定番のわらび餅はもちろんのこと、季節ごとに味が加わるのもこのお店の楽しみのひとつ。
- 初夏はブルーベリー味
- 夏は煎茶味
- 秋はりんご味
そして今の時期は、あずき味が登場しています。
あずき味は今回初めて食べてみましたが、優しい甘さと素朴な食感が絶妙で、とても美味しかったです。
昔ながらの製法で作られ、パッケージもほとんど変わらないまま。
長く愛されてきた理由がよく分かります。
「冷やして食べるのかな」と思いきや、
お店の方いわく 冷蔵庫には入れないでくださいね とのこと。
冬のように寒い日は、レンジで少し温めるとさらに美味しいと教えてくれました。
温めると、蒸したてのような柔らかさが戻って、心までほっと温まります。
そして何より、水が美味しい高山だからこそ生まれる味。
飛騨ならではの手仕事と、変わらない素朴な美味しさが詰まったわらび餅です。
高山のお土産に、ぜひ一度味わってみてください。

