アルピナから歩いて7分ほど。
高山の夜の繁華街の一角に、ひっそりと灯りをともす焼肉店「在市(ざいち)」さんに行ってきました。
大きな看板があるわけでもなく、賑やかな呼び込みがあるわけでもありません。
気をつけて歩いていないと通り過ぎてしまいそうな、そんな控えめな佇まい。
でも扉を開けると、店主さんが一人で切り盛りされている温かい空気がふわっと広がります。
店内は広くありませんが、その分、目が行き届いていて落ち着いた雰囲気。
焼肉屋さんというと賑やかなイメージがありますが、在市さんはどちらかというと
**“静かにゆっくり味わう焼肉”**という言葉が似合います。
お料理はどれも丁寧に作られていて、特に薬味やナムルの仕込みにこだわりを感じました。
派手さはないけれど、ひとつひとつの味がきちんと整っていて、
「この店主さん、料理が好きなんだろうな」と思わせてくれる優しい味です。
お肉は飛騨牛に限定しているわけではありませんが、
どれも脂のバランスがよく、焼いた瞬間の香りがとても良い。
“ブランドに頼らず、美味しいものを選んで出している”という印象でした。
そしてもうひとつ嬉しいポイントが、ビールの美味しさ。
在市さんには「神泡」の認定スタッフがいらっしゃるそうで、
プレミアムモルツが本当にきれいな泡で提供されます。
焼肉の香ばしさと、きめ細かい泡のビールの相性は言うまでもなく最高。
ビール好きの方にはぜひ味わってほしい一杯です。
有名店というわけではありませんが、
だからこそ、観光地の喧騒から少し離れて、
落ち着いて美味しい焼肉とビールを楽しみたい方にぴったりのお店だと思います。
高山でゆっくり過ごしたい夜に、そっと寄りたくなるような、そんな一軒でした。
気になる方はぜひ一度足を運んでみてください。

