飛騨高山の桃の節句は、旧暦に合わせて一か月遅く行われます。
桃の節句だけでなく、丹後の節句や七夕も旧暦で祝われるのがこの地域のならわし。
季節の歩みをゆっくり味わうような、昔ながらの時間の流れが残っています。
そんなわけで、桃の節句は4月3日。
まだまだ外は冬の名残がある時期ですが、アルピナのロビーではひと足早く春の気配が広がり始めました。
今年も木目込みの七段飾りを飾り、真っ赤な毛氈がロビーをぱっと明るくしてくれています。
約2か月のあいだ、訪れる皆さまを華やかにお迎えします。
お雛様を飾ると、「ああ、もうすぐ春が来るんだなぁ」と胸の奥がふっとあたたかくなるものです。
アルピナの雛人形は、実は私が生まれた時に祖父が買ってくれたもの。
約50年前(ここはそっと…)の古いお人形ですが、丸くてふっくらとしたお顔がなんとも愛らしく、今も変わらず私の宝物です。
高山市内では、旅館やホテル、さまざまな施設でも雛人形が飾られています。
春を待つ気持ちを分かち合うように、街のあちこちでお雛様が微笑んでいます。
散策の際には、ぜひ“人形巡り”も楽しんでみてくださいね。
